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高橋宏作 作品集

「ぱあとなあ」を、初めて耳にした時

私は、左半身高機能障害者の宏ちゃんです。秋田県身体障害者更生訓練センターに入所して3年目に入ろうとすると訓練センター職員も「この施設は、長く居る所ではないからそろそろ家に帰るか他の施設へ移るか、考えろ」と言われ始めていました。私は、他の施設へ移る事は頭にありませんでした。どちらかと言えば家に帰りたいと思っていました。そんな時ある方に湯沢市にクリーニングしている授産があると言う話を、聞きました。早速手紙で入院していた時お世話になった優しい看護婦さんにその授産について聞いて見ました。すると病院の近くに授産があり作業は、病院の物をクリーニングする作業とか、だがその授産は、知的障害者の作業施設で身体障害者の私では、入れないと聞き期待していた望みが、もろくも崩れてしまいました。あれは、平成15年の秋頃のことでした。秋田市の障害者更生訓練センターでセンターの課長が、何処かの会合に出かけそこで湯沢市に障害者のための施設が出来るという話しと資料を、持って帰って来ました。早速興味のあるセンター利用者に話しと資料を、見せてくれました。話を聞きますと県南に初めて出来ると言う身体障害者のための施設のようです。施設の中には、授産部通所養護部ホーム部(アパート)それに老人デーサービス部全て身体が不自由な方が、利用するための物のようです。それで複合私設なのだそうです。私は、早速飛びつきました。興味を持ったのは、通所授産部でした。湯沢市なら家から通える距離です。資料を見ても施設の名前も湯沢市の何処に出来るのかも判らないただ1つ書いてあったので判ったのは、雄勝福祉会と言う福祉法人が、作るようです。課長に聞いても資料を、見ても判ったのは、それだけでした。それからというもの私の望みが、また復活しどんな施設なのか授産は、どんな作業をするのか湯沢市の何処に出来るのか、知りたい情報が、次々と頭の中を駆け巡るようになって来ました。それでセンターの課長や職員に聞いて行きましたが「わからない知っている事は、あの時皆教えたはずだそれ以上の事は、判らない情報は入っていない」「情報が入ったら直ぐに教えるからそれまでうるさくしないで待ってろ」と言われそれでも知りたくてイライラが続きました。それで思い切って職員に「知りたいので調べてください」とお願いしたら「向こうから連絡が、あるまで待ってろ」と相手にしてくれない「利用者の知りたい事を調べてくれるのも職員の仕事でしょ」と言うと職員が、頭に来たのか「そんなに知りたきゃぁ自分で調べろ」と言い放ちました。今度は私が「自分で独自に調べて良いんだな」「判った調べる」と言って職員との話し合いは、終わりました。それで今度は、湯沢市の事なら増田町役場の福祉課なら何か情報が入っているのではと思い役場のお世話になった福祉課の職員に聞いて見たが、「よその市町村の事なので判らないし情報も入っていない」と言われこれも判らずじまいで今度は、私が入院していた病院の看護婦さんに聞いて見ましたが、やはり「判らない」との答えでした。そんな事をしている内に何も判らずに平成15年も終ってしまいました。翌年平成16年春資料に雄勝福祉会が行なう施設なので雄勝町役場福祉課が、判らないはずはないと確信して雄勝役場福祉課当てに情報提供のお願いの手紙を書き出して置きました。だが待てど待てど返事は、来ない平成16年度の暑い夏が来ても情報提供の返事は、まだ来ないあきらめ気分に成り掛けて来ました。ついに待ちに待った情報提供の手紙が、私に届きました。
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「僕の家族よありがとう」

僕の母よ
僕にやさしさと愛することを教えてくれたね
だから僕は幸福に暮らしてこられた
お母さんありがとう

僕の父よ
僕に勇気と力強く生きることを教えてくれたね
だから僕は根から強く暮らしてこられた
お父さんありがとう

僕の娘よ
僕にいとしさと小さな幸福を教えてくれたね
だから僕は毎日幸福に暮らしてこられた
娘よありがとう




「湯沢市我がふるさと」

夏の夜空に浮かぶ絵灯篭に灯りがともり
ここ湯沢の歴史の町を散歩する
ここは湯沢市我がふるさと心のふるさと

漆器の器にうどんを入れて味わい歩く
ここ稲川の伝統の町を散歩する
ここは湯沢市我がふるさと心のふるさと

川のせせらぎ湯煙覆いお湯に浸かれば疲れも取れる
ここ皆瀬の出湯の町を散歩する
ここは湯沢市我がふるさと心のふるさと

小野のこまちの生まれた里は雅の灯りが残る
ここ雄勝の美人の町を散歩する
ここは湯沢市我がふるさと心のふるさと

「障害者」

どんなにこの手が動かなくても
あなたに差し伸べる心の手は
僕にはあるから

どんなにこの足が動かなくても
あなたと共に歩む力は
僕にはあるから

どんなに言葉が話せずとも
あなたに心の言葉で伝えたい
僕には熱き思いがあるから

どんなにこの目が見えずとも
あなたの美しさはよく見える
僕には心の目で見えるから

どんなにこの耳が聞えずとも
あなたの囁きは聞えてくる僕には
心の耳で聞いているから

「雲に乗りたい」

雲に乗りたい青空に浮かぶ白い雲に風に吹かれて
あの山を越えて貴方の暮らす町まで飛んで行き
元気で暮らす貴方に何時までも待っているから
帰っておいでと大きな声で呼びかけたい


雲に乗りたい夕焼け空に浮かぶ赤い雲に風に吹かれて
あの荒野を越えて父母の暮らす故郷まで飛んで行き
元気で暮らす父母に俺も元気で頑張っているから
もう直ぐ帰るからと大きな声で呼びかけたい